頭痛の不安を
お持ちの方へ
- 頭痛が治りにくい 何日も続いている 良くなってもまた同じように痛くなる
- 市販の薬が効きにくくなってきた
- 頭痛に長年悩まされている
- 頭痛をきっかけにして、家族や知人に脳の病気が見つかった
上記の項目に当てはまり、頭痛の不安をお持ちの方は、一度外来受診をおすすめします。
頭痛外来でなにをするか?
- どんな時、何をしている時に始まる(始まった)のか?
- どのくらい続き、痛みのピークはいつか?
- どんな痛みなのか?(ズキッ、ガーン、ガンガン、ギュー、ドクンドクンなど)
- 痛みの場所がはっきりしているか?
- 随伴症状はあるのか?(吐き気・めまい・視症状など)
- 痛み止めは飲んだのか?
ひとくちに頭痛と言っても、その痛みの原因は多岐に渡ります。
まずは危険な頭痛かどうかを見極め、改善のための適切なアプローチを考えます。
知っておきたい頭痛の種類
一般に頭痛は「一次性」と「二次性」にわけることができます。
一次性頭痛
- 片頭痛(偏頭痛)
- 緊張性頭痛
- 群発頭痛 など
このタイプは、後述する二次性頭痛のような”特定の疾病が原因で生じるもの”ではなく、
脳の画像検査で異常は見つかりません。原因や頭痛の種類の診断が難しいこともあります。
薬に頼るだけでなく、頭痛の誘引や増悪因子を分析し、環境調整や生活改善を行って、
うまく”つきあっていく”心構えも時に必要です。
二次性頭痛
- くも膜下出血、高血圧性脳出血
- 動脈解離
- 脳腫瘍
- 慢性硬膜下血腫 頭部外傷
- 感染症(髄膜炎など)や脳血管の炎症
血液の刺激や圧迫が脳に加わる、脳が腫れる、頭の中の圧が高くなるなどの際に発生する頭痛です。
生命の危険も伴う危険な頭痛が含まれています。
痛みの強さや頻度は様々ですが、主症状が慢性経過の頭痛で、歩いて来院されたような方が、
検査でこのタイプの頭痛と判明することもあります。
このような症状の方はご受診を
頭痛の症状はご自身にしかわかりません。
原因や危険性の判断が難しいことが少なくありません。
少しでも異常を感じる場合は、検査をおすすめしますが、特に注意の必要なのは、以下のようなものです。
- 過去に経験したことのない、突発的で激しい頭痛
- 日に日に痛みが強くなってきている
- 吐き気、めまい、手足の運動障害、痙攣、視野異常を伴う頭痛
これらは緊急対応を要する重大な病気が診断されるきっかけになることがあります。
一人で歩いて来院できない、起き上がることもつらい、発熱がある、食事も摂れないなどの場合は、
お近くの入院対応が可能な専門医療機関(脳神経内科・脳神経外科)を受診されるようお勧めします。
お気軽にご相談ください
つらい頭痛で不安な方、頭痛薬の内服が多い方、まだ詳しい検査を受けたことがない方など、お気軽にご相談下さい。
当院では医師の診察に加え、詳細な検査が必要と認められた場合、急性期脳卒中や脳腫瘍をすみやかに診断できるMRI・CTを完備しています。
ご相談の内容に応じて、当院もしくは専門医療機関の受診案内を致します。
脳に異常がないことがわかり、“安心しました”と笑顔でお帰りになる患者さんが多くいらっしゃいます。
当院の受診が、頭痛に適切な対処を行うきっかけになれば幸いです。