治療のための薬が頭痛を招く!薬の使い過ぎによる頭痛とは

一覧へ戻る

更新日

薬の使い過ぎによる頭痛とは

薬の使いすぎによる頭痛
片頭痛や緊張型頭痛など頭痛のある人が、頭痛薬やそのほかの痛み止めの薬を使い過ぎることで、かえって毎日のように頭痛が起きてしまう状態を、 薬剤の使用過多による頭痛 といいます。

この薬の使い過ぎによる頭痛は、人口の1~2%はいると考えられています。この頭痛に悩む人の約8割は、もともと片頭痛のある人です。片頭痛は女性に多いため、薬の使い過ぎによる頭痛も女性に多く、患者さんの約7割は女性が占めています。また、社会人で片頭痛や緊張型頭痛のある人は、なかなか仕事を休めないことから、頭痛薬に頼っているうちに薬の使い過ぎによる頭痛になるケースも少なくありません。この薬の使い過ぎによる頭痛は、 頭痛専門医 のもとで治療を受けないと改善が困難な頭痛です。

薬の使い過ぎが引き起こす悪循環

薬の使い過ぎが引き起こす悪循環

つらい頭痛をたびたび経験している人は、"また、あのイヤな頭痛が起こるかもしれない......"という不安や恐怖感が強くなることがあります。そのため、自己判断で頭痛薬をのむようになって、しだいに薬をのむ回数や量が増えていくのです。

薬を使い過ぎると、脳など中枢神経での痛みの感受性が変化するために、痛みに敏感になり、その結果、少しの刺激でも頭痛が起きやすくなって頭痛の頻度が増えると考えられています。また、痛みの性質や痛みが出る場所が変化するなど、頭痛が複雑化して、次第に薬が効きにくくなっていきます。そうなると、さらに薬を使う回数や量が増えていき、悪循環が繰り返されてしまうのです。

薬の使い過ぎによる頭痛とは
治療のための薬が頭痛を招く!薬の使い過ぎによる頭痛とは

  • 治療法について : まずは原因となる薬の服用をやめる!薬の使い過ぎによる頭痛の治療

「NHK健康チャンネル」より ©NHKエデュケーショナル