高齢者の不眠を解決する3つの対策

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高齢者の不眠対策1 朝の光を避ける

高齢者の不眠対策1 朝の光を避ける
高齢になると、朝の目覚めが早過ぎる、ぐっすり眠れないといった、睡眠に関する悩みを抱えることが多くあります。こうした不眠の対策としてまずあげられるのが、 朝の光を避ける 方法です。朝の光には、ホルモンや体温などの生体リズムを司る体内時計を調整して朝型にする効果があります。そのため、朝早く目覚めて困る場合は、朝の光を避けることが大切です。
光の効果は時間帯により異なり、夕方以降の光は体内時計を夜型に調整します。たとえば、朝の散歩を夕方にするなども効果的です。

高齢者の不眠対策1 睡眠にメリハリをつける

睡眠にメリハリをつける ことも不眠対策のひとつです。できれば昼寝は避け、どうしても眠くて昼寝をする場合は早めの時間に、30分間以内にするようにしましょう。昼寝の直前にカフェインを含む飲料をとると、目覚めがすっきりします。また、就寝の際には、眠くなるまで寝床に入らないようにします。高齢者は眠くなるタイミングが若い頃より1時間~1時間半ほど早まりますが、質のよい睡眠をとるための体のコンディションが整うのは、平均すると午後10時30分以降とされています。することがないからと早く寝床に入るのではなく、なるべく遅い時刻まで起きていて、本当に眠くなってから寝床に入ることをおすすめします。

睡眠不足による弊害(適切な睡眠時間)
眠気を感じたら寝床に入るのが理想?適切な睡眠時間とは

©NHK 制作協力NHKエデュケーショナル
※2021年3月現在の内容です