睡眠日誌

不眠の解消法のひとつに、 「睡眠日誌」 があります。睡眠日誌には、 「寝床に入った時刻」「実際に眠りについた時刻」「目が覚めた時刻」「寝床から出た時刻」「途中で起きていた時間や昼寝をした時間」 など、6つの時刻を記録します。1~2週間記録して表にすれば、「寝床に入る時間が早すぎる」など、自分の睡眠習慣の問題に気づくことができます。

上の2つの図のうち下のほうが治療した後です。寝床に入る時刻を少し遅めにし、処方された睡眠薬を服用するなどして毎日一定の時間に眠るように整えます。眠気を十分にため込むと、寝床についてから入眠までの時間が安定してきます。もし、10分ほどしても眠くならないときは、寝床から出るようにしましょう。寝床が “眠れなくてつらい場所” というイメージが定着してしまうと、ますます眠れなくなってしまいます。寝床に入ってもしばらく眠れず苦しいときや、途中で目が覚めて二度寝が難しいときなども、いったん寝床から離れてみましょう。