中枢性睡眠時無呼吸の治療は薬物療法と生活改善の2つ

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中枢性睡眠時無呼吸の治療

中枢性睡眠時無呼吸の治療中枢性睡眠時無呼吸の治療
中枢性睡眠時無呼吸は、その原因に合わせた治療を段階的に行っていきます。
心不全が原因の場合には、まずは薬物治療と生活改善です。薬物治療や生活改善でも改善しない場合は、 夜間在宅酸素療法持続陽圧呼吸療法(CPAP) などを行います。
脳卒中や腎不全が原因と考えられる場合は、病気自体の治療や生活改善、持続陽圧呼吸療法などが行われます。
薬物療法では、 ACE阻害薬利尿薬β遮断薬 などで血管を拡げ、血圧を下げることで心臓への負担を減らします。また、心臓の働きを助ける強心薬の ジギタリス製剤 を使うこともあります。
生活改善で大切なのは、減塩や禁煙などで心臓への負担を減らすことや、アルコールを控えて睡眠の質を保つことです。さらに、運動も継続的に行いましょう。たとえば、最初の1~2週間は ウォーキング などの軽い運動を、1日に2~3回、5分ずつ行います。その後、体調の悪化や体重の増加などがないことを確かめながら徐々に運動の負荷を高めていきましょう。

中枢性睡眠時無呼吸とは
脳にある、呼吸中枢の異常で呼吸が止まる中枢性睡眠時無呼吸とは

©NHK 制作協力NHKエデュケーショナル
※2021年3月現在の内容です