脳の細い血管が破れることで起こる脳出血とは

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脳出血とは

脳出血は、脳の細い血管が破れて脳の中に出血する病気です。出血が固まったできた血腫が脳を圧迫して障害します。時間がたつにつれて血腫の周りがむくみ、圧迫が強まっていきます。そのため、脳のダメージがさらに大きくなります。
脳出血の最大の原因は高血圧です。高血圧の状態が長く続くと脳の細い血管の壁が傷んでもろくなり、出血を起こしやすくなります。
脳出血になると、半身のまひ・しびれ、ろれつが回らない・言葉が出ない、歩けない・フラフラする、視野の半分が欠ける・ものが二重に見えるなど、さまざまな症状が出てきます。これらの症状は脳梗塞でも起こりますが、脳梗塞は徐々に症状が悪化するのに対し、脳出血の場合は発症後数分で症状が現れてしまいます。また、脳出血では脳梗塞にはほとんど見られない頭痛を伴うこともあります。

脳出血とは
脳の細い血管が破れることで起こる脳出血とは

©NHK 制作協力NHKエデュケーショナル
※2021年3月現在の内容です